今日はスマホのカメラのお話。
スマホの普及、そしてSNSの普及によって国民みんな総カメラマン・リポーター状態。他人より少しでもいい写真が撮りたいと思うのが人の性。
そんな中最近巷を賑わしているのがデュアルレンズを搭載したスマホ。噂によると一眼レフ並みに背景をぼかした写真が撮れるとか。
まじで!?
普段撮りまくっているラーメン写真がレベルアップしちゃう?
とゆーことで今年初めに手に入れたのがコチラ。
最近めっちゃ勢いのあるメーカー『HUAWEI』の『Mate 9』
こちらが噂の『デュアルレンズ』
すげー! これでラーメンとかラーメンとか撮りまくれます。
さらにこのスマホのすごいところは
- 5.9インチの大画面
- 4GのRAM搭載
- 4,000mAhの大容量バッテリー
- DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応
DSDS?なんのこっちゃという人はググってみてください。ワタクシにとってはこれが夢のような機能なので、いつかブログで紹介したいと思います。

Huawei 5.9型 Mate9 SIMフリースマートフォン ムーンライトシルバー/51090YMG 【日本正規代理店品】 MATE9/SILVER
- 出版社/メーカー: HUAWEI
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: エレクトロニクス
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日本のメーカーもこういった尖ったスマホを出せばいいのに。頼みますソニーさん。
そして待望のデュアルレンズによる写真は・・・・
長くなりましたがその話題です。
他のデュアルレンズ搭載カメラといえば、後発にはなりましたがAppleの『iPhone 7 Plus』
iPhone 7 Plusは相方が持っているので今回それを借りてMate 9と比較したいと思います(ぼかし写真に特化した比較となっております。ご了承ください)。
こちらがiPhone 7 Plusのデュアルレンズ。
Mate 9が縦に並んでいるのに対し、iPhone 7 Plusは横に並んでいます。
ちなみにサイズ感はこんな感じ(左:Mate 9/ 右:iPhone 7 Plus)。
実際のサイズは
Mate9のほうが1.3mm縦に短く1mm横に長いですが、ほぼ同じです。
ただ、Mate 9は狭ベゼルのため、スクリーンサイズがiPhone 7 Plusより大きくなっています。
背面比較。
上下にするとこんな感じです(上:Mate 9/下:iPhone 7 Plus)
重ねると大きさがほぼ同じなのがわかります(上:iPhone 7 Plus/下:Mate 9)。
厚さはiPhone 7 Plusのほうがだいぶ薄く見えますね。ただ、実際の厚さは
と0.6mmの違いです。
重さはほぼ同じで
以上が大きさ比較です。
ではいよいよカメラ、写真を比較していきます。
まずはカメラスペック。
HUAWEI Mate 9
- レンズ1 : 1,200万画素 / F2.2 / 27mm相当 (カラー)
- レンズ2 : 2,000万画素 / F2.2 / 27mm相当 (モノクロ)
- ばかし機能名 : ワイドアパーチャ
iPhone 7 Plus
- レンズ1 : 1,200万画素 / F1.8 / 28mm相当 (カラー)
- レンズ2 : 1,200万画素 / F2.8 / 56mm相当 (カラー)
- ぼかし機能名 : ポートレートモード
まぁこの世界は奥深く、画素数とかで単純比較できないし、写真の良し悪しは見る人の主観にもだいぶ左右されるので、実際に写真を見た方が・・・とゆーことで実際の写真を。参考までに一部『Canon 5D mark Ⅲ』(本格一眼レフ)、『Sony NEX-6』(ミラーレス一眼レフ)で撮った写真も掲載します。
焦点距離が違ったり、最短撮影距離が違ったりでなかなか同じ画角での比較ができていません。また、撮影後はトリミングなどの加工は一切おこなっておりません。色もいじっていないので色味もバラバラですがご了承ください。
HUAWEI Maite 9はワイドアパーチャ機能で絞り値をF2.8に設定。iPhoneのポートレートモードはF値は設定できないので擬似的にどのくらいのF値を再現しているのかは不明。5D mark Ⅲは『EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM』レンズを使用し、F2.8で撮影。NEX-6は『18-105mm F4 G OSS SELP18105G』レンズを使用し、F4で撮影しています。
(絞り値=F値については次回の記事でご説明します)

Canon 標準ズームレンズ EF24-70mm F2.8L II USM フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2012/09/06
- メディア: Camera
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SONY E PZ 18-105mm F4 G OSS※Eマウント用レンズ(APS-Cサイズ用) SELP18105G
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: Camera
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それでは見ていきましょう。
まずはコチラ(上からMate 9 / iPhone 7 Plus / 5D mark Ⅲ / NEX-6 の順番)
うむ。Mate 9もiPhone 7 Plusもすばらしいですね。ぱっと見ただけではスマホで撮った写真には見えません。ただ、よく見るとMate 9の写真は葉っぱがボケすぎている部分がありますね。
お次はコチラ。『竜王』と『シドー』にピントを合わせています。(わからない人ごめんなさい。前から3列目のドラゴンと羽が生えているモンスターです)
iPhoneはピントが合う範囲が広いですね。というより、機械学習なのですべてまとめて被写体と捉えているのかもしれません。
お次はコチラ。
Mate 9は手前が不自然にボケすぎています。ちょっとやりすぎ感がありますね。iPhone 7 Plusは逆に手前がもっとボケていいかと。ただiPhone 7 Plusの方が自然でいい感じです。
ここからはNEX-6は無し。
iPhone 7 Plusはよく見ると『竜王』の手の爪がボケてしまっています。
どんどん行きます。
iPhone 7 Plusのテレビの光のボケ方好きです。
続いてコチラ。
Mate 9は奥がボケすぎですかね?ボケのグラデュエーションもやや不自然な感じがします。
お次はコチラ。
両方いい感じです。むしろ5D mark IIIが最短撮影距離の関係で画角をあわせるのが難しく変な写真になってます。
お次は食べ物(5D mark IIIは無し)。
わかりづらいですが、Mate 9は奥の方のボケ方がやや不自然ですね。
ちなみにこのブログのイケ麺シリーズのラーメン写真はほぼMate 9で撮影しておりますのでそちらもご参考ください(動画は手ブレ補正が必要なのでiPhone7てす)。
『焼きそば』を撮るとこんな感じ
iPhone 7 Plusの方が自然な感じかなー。
次はコチラ。
ぱっと見いい感じですが、Mate 9は串の部分のボケ方が不自然です。
その部分を拡大するとこんな感じ。
お次はコチラ。一番ポートレートにふさわしい写真。
Mate 9もiPhone 7 Plusもどちらも素晴らしい!
いかがでしたでしょうか?
【結論】
- 当たり前だがやはり一眼レフにはかなわない
- ボケはうまくいかない場合がある(変なところがボケる)
- パッと見いい写真が撮れる。が、見る人が見たらバレる
- シチュエーションにもよるがiPhone 7 Plusのほうがいい感じの写真が撮れる(かも)。ワタクシが持ってるわけではないので無いものねだりかもしれませんが。。。
てな感じですかね。
失敗してすごく不自然な写真になることも結構ありますが、一眼レフを持ち歩かなくても気軽にオシャレ写真が撮れるのはとても重宝します。
また、失敗してもMate 9なら、なんとピント位置、絞り値(簡単にいうとボケ具合)を後から調整できるんです!
その機能の紹介記事はコチラ↓ ↓ ↓
その他Mate 9に関する話題はコチラ↓ ↓ ↓
それではみなさん良きデジタルライフを!