美味しいラーメン屋さんを紹介する『イケ麺』シリーズ。
突然ですが、『力の源ホールディングス』って知っていますか?
そう。あの福岡発祥の有名なラーメン屋さんである『一風堂』を経営・展開する会社です。
その『力の源ホールディングス』が、3月21日東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。
いや~すごいですねー。
30年前には福岡の数あるラーメン屋のひとつに過ぎなかった『一風堂』が、いまや日本を代表するラーメン屋となり、世界進出を果たし、ついに上場。
一風堂をこよなく愛すワタクシにとっては感慨深いものがあります。
公開価格600円に対し、公開初日の21日には買い注文が殺到して値がつかないまま終了。
翌22日になんと2,230円の値がつき、終値で2,630円。
23日終値3,130円、24日終値3,200円となかなかのボーナス銘柄となっております。(最高値は24日午前中につけた3,655円)
これからも『RAMEN』を世界に広げていってほしいものです。
そんな一風堂の基本ともいえる『白丸元味』と『赤丸新味』。
今回、株式公開記念ということで『イケ麺』でとりあげるべく、二日にわたって訪問してきました。
お店は行きつけの福岡市西区にある『姪浜店』
こちらの店舗、駐車場があり車でも行きやすいためか、家族連れが多いのが特徴です。
まずは一風堂のすべてのラーメンの基本となる『白丸元味』。それがこちらです!
もう説明不要ですよね?
豚骨の部位ごとに別々に出汁をとり、それらをブレンドしていく『熟かさね製法』。そうして出来上がるのが『絹ごしとんこつ』と名づけられた一風堂の基本である豚骨スープ。深みがありそして甘味さえも感じるまろやかさ。シルキーという言葉がぴったりな上品なスープです。
ちなみにスープの味を決定づける『元だし』は『一風堂 匠がえし』とよばれ、そのレシピは創業者である河原氏とわずか数名しか知らないのだそう。
何度食べてもため息がでるほど美味しい究極のスープです。
さらにみんなが口を揃えて絶賛する『チャーシュー』。実は2種類入っているって知っていますか?トロトロな『バラチャーシュー』と噛み応えがある『カタチャーシュー』。秘伝の醤油ダレが芯まで染み込み、食べる人を幸せにさせます。
そして麺。白丸元味で使われているのは、ラーメン専用小麦である『ラー麦』からつくられる、細くてストレートな『丸刃麺線26番』。
福岡に来たばかりの頃、博多ラーメンの細くてストレートな麺にはかなりカルチャーショックを受けました。これがスープと相性が抜群で、口の中で麺を通してスープの旨味が広がっていきます。
もちろん替玉もいただきます。
いやー相変わらず究極の一品でした。ラーメンを食べるだけでこんなに幸せになれるなんて・・・。すばらしいですね。
さてさて、日をあらためまして、一風堂のもう一つの看板メニューである『赤丸新味』 をいただきに再度姪浜店へ。
そして着丼!
白丸が『静』のラーメンならば赤丸は『動』のラーメン。白丸をベースにアグレッシブに仕上げたこの一品は、一度食べた人を虜にさせ、気がつけば何度も一風堂に通ってしまうという魔力を秘めています。
スープにはたまねぎのみじん切りが入っていて、これがまた豚骨スープの甘味を引き出してくれます。シャキシャキ感がたまりません。
黒いマー油のようなものは、数種の野菜とオリーブオイルで仕上げられた『オリーブ香油』と呼ばれるもので、赤丸の代名詞である『辛味噌』とともにスープと混ざり、その混ざり具合によって味が変化していきます。
これだけ攻めているにもかかわらず、全然しつこくなく、飽きることなく楽しめます。
チャーシューはもちろん変わらず絶品。
くぅ〜たまらん!
そして麺は白丸で使われている26番よりほんの少しだけ太くて弾力がある『角刃麺線22番』。
赤丸の濃厚なスープによくあい、ひと口ひと口すべてにおいて味を楽しむことができます。
もちろん替玉もいただきます。
ちなみに替玉は白丸でも赤丸でも『26番』の麺が提供されるとのことなので、赤丸を食べた方はその違いを探ってみるのも面白いかもしれません。(ワタクシは正直わかりませんでした笑)
いや〜美味しかったー!
それでは白丸元味、赤丸新味を動画でまとめてご覧下さい。
この勢いで『世界の一風堂』として日本のラーメン文化を牽引して行って欲しいものです。またちょくちょく食べいきたいと思います。
そして・・・先日『とり田の担々麺』を紹介した際にちょこっとふれた、一風堂西通り店の『博多担々麺』。ついに食してきました。
いつかきちんと紹介したいと思います!
ではでは。
【追記】
この記事を書いたあと、福岡市の西通りにある『一風堂スタンド』を訪れる機会がありました。ワイワイ飲んで締めで何気に頼んだ『一風堂 零』。めちゃめちゃ美味しくてびっくりしました!
が、予定外だったのできちんとした写真や動画を撮っていません(涙)いつかちゃんとレビューします。このラーメン、一風堂を創業する前の、修行中の河原氏(一風堂創業者)が考案したラーメンだそうで、すごく懐かしくもあり新しくもある、それはそれは絶品でした。みなさん是非ぜひ行ってみてください。とりあえず『美味しかった速報』でした。
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